右边-陈泽云
この間、友達に「もうそろそろ帰る準備が始まるよね」と言われて、ちょっとびっくりして、「ええ?」って思わずに言いだした。去年、長谷川先生が空港へ迎えにいらっしゃった風景が昨日のように目の前で現れるという感じがするのに、あっという間に一年間の留学時間がもうすぐ終わるなんて、「速い、速い」しか言わなかったです。京都の一年間、本当に忘れられないです。
留学する前、実はいろいろ心配しました。初めて、家族と離れて、一人で日本へ行くことはすごく不安でした。2008年の3月31日、無事に京都に着きました。そのとき、ちょうど桜が満開、散りもせず、空はよく晴れていました。私は、この桜をはじめて見たとき、その生命力のあまりの凄さに感動し、なかなかこの場を離れる気持ちになれなかった。すごくうれしかったです。「夢のような景色だ。やぱり、日本の桜はきれいだわ」と何回も言いました。わたしと同時入学した交換留学生五人はほとんど別々の国から集めってきました。みんなそれどれの国から日本へやてきて、文化が違っても、みんな日本語でコミュニケーションするのが本当に不思議なことと思いました。この一年間のなかで、私たちはとても仲良くしました。日本に来たとき、日本語はまだそんなに上手ではなかったけど、みんないつも辛抱強くてわたしの話を聞いてくれました。
この一年間を振り返ると、先生や友達のおかげで、忘れられないいい思い出が数え切れないほど多かったです。京都の金閣寺、清水寺、大阪旅行から、東京旅行、北海道旅行、面白かった祇園祭、立派な成人式、・・・そのほかに、日本の伝統文化も十分楽しませていただきました。茶道とか、いけばなとか、相撲とか、中国で体験できない夢みたいなことは日本で叶えました。
日本へ来る前に、留学の一番重要なのは日本語をよく身につけることだと思いました。でも、今考えてみれば、ちょっと変わりました。学生にとって勉強は重要ですけど、異文化をいろいろ体験して、視野を広げて、自分を成長させるのが一番大切だと思っています。楽しいことであろうと、辛いことであろうと、全部成長の宝物です。辛いのが嫌いかも知れませんが、辛い目に遭ったからこそ、人生を見直して、前向きに精一杯やる気が出れます。きっといつか困難や挫折にあっても、落ちづいて生きて行けます。だから、外国語を勉強するそのポイントは、言語を習うことももちろんですが、その国も文化も勉強しなければなららいと思っております。
この一年間の留学生活を通じて、日本へのイメージもいろいろ変わりました。本当の日本が思ったよりもっときれいで、本当の日本人が思ったよりもっと親切です。日本へ行く飛行機を乗っていたとき、隣席を座っていた日本人夫婦から声をかけられて、それから、友達になりました。日本に留学に来たばかりで、右も左も分からない時に、わざわざお食事に誘ってもらいました。初めての本格的な日本料理はとてもおいしく、中国の味とはまた違った繊細さに感動しました。特に精進料理の中の野菜の天ぷらは、とても新鮮で味がしっかりとしていて、今でもその味を刻銘に覚えております。お食事中には、色々な相談に乗ってくれました。私のつたない日本語を必死に聞いていただき、真摯に良いアドバイスをくれたことを、今でも感謝しています。そのやさしい夫婦のおかげ様で、私の日本人に対するイメージがとても良くなり、その後は比較的順調に日本に馴染むことができました。何か困ったことがあった時、いつも助けてもらえます。今の中国人と日本人のお互いの理解はまだまだ足りないと思います。
最後、親切に教えてくれて、いろいろ頼ませてくれた先生や友達に「この一年間、いろいろお世話になって、本当にありがとうございました」と申し上げます。日本での一年間は私にとって一生の宝物です。すごく楽しかったです。なかなか「さよなら」と言いたくないですから、また、どこかで会いましょう。ほんとに留学できてよかったです。